6月5日、都議会第一会議室にて第4回都議会勉強会を開催しました。
12人の都議をはじめとする150余名が見守る熱気の中、登壇した8人の若者の声を聴き、最後に参加者はサイレントアクションとして紙に書いたメッセージを掲げてその声に応えました。若者からは、日本社会の中で「学ぶ権利」と「人権」が侵害されている現実を鋭く問う声が出されました。私たちは引き続きこの声に応答する声を集め、行動することが求められています。
登壇した若者の声の紹介
◎朝鮮大学校性と朝鮮高校生
・私たちは同情ではなく、あたりまえの権利を求めています。
・赤羽駅の差別落書きを最初に発見したがすぐ行動することができず、重大性に気が付くまで一か月かかりました。人間の尊厳を踏みにじられる日本社会の不条理に気付かされました。
・自分たちの言葉、文化、歴史を学んでいるだけなのに、なぜ権利を奪われるのか?
・高校無償化適用は、基本的人権としての権利です。
・排外主義、外国人差別の根底にあるのは植民地主義ではないのか。そして植民地主義の問題であると同時に、今、朝鮮学校に通うこどもたちが現実的に直面している問題です。一緒によりよい社会を作っていけるようがんばっていきたい。
◎日本人の大学院生と労働者
・韓国に行った時に同年代の在日朝鮮人に歴史について鋭く問われ、自分の立ち位置を考えました。歴史を学ぶ中で、植民地主義の問題に突きあたり、このことに向き合ってこなかったと思っています。
・留学先でアジア人に対する蔑称で呼ばれた経験があり、今は国際法とヘイトスピーチを学んでいます。東京都こども基本条例の背景にある子どもの権利条約は、第二次世界大戦の人権侵害の反省からできた世界人権宣言に基づいています。
・組合活動で在日朝鮮人を知りました。若者同士で、まずは知り合いたい。メデイアで流れる日本が一番というような報道は問題と感じています。外国人を攻撃して票を得ようとするのは、日本社会そのものを壊すことになります。

